【バスケ オフェンス】アシストが上手くなる 状況によってパスを使い分けよう!

アシストが上手くなる! パスの種類と使う状況を覚えて、パスを使い分けよう!

 

本記事では、バスケットボールにおいて最も基礎的な技術の1つである「パス」についてご紹介していきたいと思います。
具体的には、パスの種類パスを使う状況パスを使う際の注意点を中心に見ていきたいと思います。

それでは基礎的なパスから見ていきましょう!

 

チェストパス

胸の前で両手でボールを挟むようにして持った状態から、両手を前に突き出すようにして投げるパス。バスケットボールで用いられるパスの中で最も基本的で一番初めに習得するパスの一つ。コントロールがしやすく、強く速いパスを出すことが出来る。

用いる状況例

短い距離間で、速く強いパスを通したい場合。

また、速攻時に前を走っている味方に対して正確なコントロールでパスを出したい場合。

注意点

ボールのリリース時には親指で強く押し出すことと、人差し指で方向のコントロールを意識することがポイント。

 

ワンハンドプッシュパス

片手で押し出すようにして投げるパス。投げない側の手はフォロースルーまでボールに添えるようにすることでコントロールを高めることができる。

ディフェンスに対して遠い方の手でパスをすることで、チェストパスに比べて安全にパスを出すことができる。

また、トリプルスレットの状態からそのままパスを出すことが出来るので、ノーモーションでパスを出すことが出来る。

用いる状況例

ディフェンスのプレッシャーが激しく、チェストパスをしようとするとボールを叩かれる恐れがある場合。

応用
ドライブからキックアウトを行う際に、ドリブルハンド側にいる味方にパスを出したい場合は、身体の内側から外側に素早く切るようにしてパスを出す応用技もある。(剣道の居合のように刀を抜くイメージを持つと良い。)

注意点

利き手でない手でパスを出す場合には両手でパスをしない分、ボールコントロールに一層の注意を払う必要がある。

 

オーバーヘッドパス

頭上に両手でボールを挟み、同じく味方の頭上を目がけて投げるパス。

大きくバウンドさせてタイミングを合わせる為に、オーバーヘッドバウンズパスを用いるケースはあるが、極めてレアケース。
上級者かつファンタジスタ向け。

用いる状況例

パスの受け手がディフェンスよりも大きい場合に用いる。

注意点

サッカーのスローインと似ているが、バスケの場合、頭部後方に振りかぶらず、素早く投げることがポイント。振りかぶってしまうと後ろのディフェンスに弾かれる危険性が高まる為。

 

サイドハンドパス(バナナパス・フックパス)

身体の中心から離れた最も離れた位置(地面と平行)にボールを持ち、その位置から腕を内側に巻くようにして投げるパス。手首のスナップが重要。野球のサイドスローのイメージを持って投げると良い。ワンハンドプッシュパスよりもさらにディフェンスの遠くでパスをリリースすることが可能で安全。

用いる状況例

ハイポストやローポストにボールを入れる際に用いることが多く、バウンドさせたり、スピンをかけたりすることも多い。

注意点

他のパスに比べて、モーションが比較的大きい為、パスを出さない側の手でディフェンスを抑えておくこと。

 

バウンドパス

コートにボールを一度跳ねさせて(バウンドさせて)投げるパス。チェストパスでもワンハンドプッシュパスでもオーバーヘッドパスでもサイドハンドパスでも用いることが出来る。

ボールに与えるスピンは基本的に逆回転(バックスピン)をかけ、バウンド後のボールの速度を落とし、ボールが浮き上がる(ホップさせる)ように出す。

ディフェンスの状況をみて順回転(ドライブ回転)でバウンド後の速度を上げ低いパスを出すことや横回転(スライダー・シュート回転)を与えてディフェンスの横スレスレを通すことも出来るが、その場合は投げる側よりも取る側の技術が相当に必要。

用いる状況例

速攻時にディフェンスの戻りが速く、ループパスではキャッチした時点でディフェンスに追いつかれてしまうと予測した場合。バウンドパスのループパスよりも速く、浮き上がる特性を生かして受け手のレイアップへの移行をスムーズにさせることを狙う為に用いる。

また、様々な状況において、タイミングをワンテンポ遅らせて味方の動きに合わせる為に用いることもある。

注意点

このパスは相手の足の真横や股の下でバウンドさせるようにし、相手が反応しても取れない場所でバウンドさせる必要がある。

 

アンダーハンドパス

片手且つ下手で手首のスナップを利かせて投げるパス。ドリブルをしていて、地面からボールが手に戻ってくる同タイミングでパスを出すことが出来る為、極めて素早いパスが出せる。ディフェンスのタイミングをずらすことが出来る点がメリット。

用いる状況例

特にドリブルをしている最中に味方がノーマークになった場合に、ボールを握り直す必要がないこのアンダーハンドパスを用いることで、その瞬間を逃さずパスを出すことができる。

注意点

スナップを利かせたパスを出しても順回転のパスとなる為、受け手に優しくないパス、ということは頭に入れておく必要がある。



 

次に、主に速攻の状況に用いる長いパスを見ていきましょう。

この技術を習得すると、チームの速攻のチャンスを創り出すことが出来るようになります。パスの出し手から正確なパスが飛んで来ると分かると、得点を取りたいフォワードやセンターは自然と前を走ってくれるようになります。

一瞬のチャンスも見逃さないように練習しましょう!

 

ベースボールパス

野球のように振りかぶって、一度投げる側の肩を引いて反動をつけ、投げる手と逆の脚を前に踏み込むと同時に投げるパス。バスケにおいて最も遠くへ速く強いボールを投げられるパス。

用いる状況例

速攻の状況で、先頭の味方がゴール手前近くまで走っている、または走り切れると判断した場合に用いる。

注意点

モーションが大きく、コントロールが必要なため、パスの出し手がノーマークでないとターンオーバーに繋がる恐れが高い。

 

タッチダウンパス(名称のみ)

投げ方はベースボールパスと同様。速攻の状況でベースボールパスが見事に通り、レイアップやダンクを演出することが出来た際に、NBAの解説者が「まるでアメリカンフットボールのクォーターバックの様な素晴らしいパスだ!」と感嘆の意を表してこのような表現をすることがある。

 

ショルダーパス

肩の上から押し出すイメージを持って投げるパスで、ベースボールパスとワンハンドプッシュパスの中間に位置するパス。ベースボールバスのように振りかぶることはせず、コンパクトなモーションで投げることで、ワンハンドプッシュパスよりも遠くに強く速く高めのパスを投げることが可能。

用いる状況例

ドリブルからボールを拾い上げてそのままフロントコートにいる味方に鋭く速く強いパスを送りたい場合に用いる。正確性よりも、とにかくボールを前にプッシュし、速いリズムで攻め切りたい意識がある場合に用いる。

注意点

オーバーヘッドパスのように、ボールを身体の後ろに持ってこないことがポイント。

 



最後に高度な技術を要するパスを見ていきましょう!
これらが出来れば、会場を沸かせることも夢ではありません。ただ、使いどころを確りと覚えて、正しい状況で成功させることが重要です!

Bリーグ選手やNBA選手の真似をして、コートで存在感を示そう!

 

バックビハインドパス

パスを出す手とは逆の側にいる味方に、自分の身体の後ろ側を通して出すパス。このパスをすると非常に会場が盛り上がる。

用いる状況例

ピック&ロールでディフェンスにズレを作った後や速攻でディフェンスを引き付けた後などが多い。ディフェンスが自分と横並びになっている、もしくは追い越した場合に用いることが出来る。

注意点

後ろ側を通してパスを通すので、高い技術力が必要。

また、ディフェンスが自分より少しでも後ろにいると、パスをしてもディフェンスが対応できてしまうので、十分に引きつける必要がある。

 

ネックビハインドパス

パスを出す手とは逆の側にいる味方に、自分の首の後ろ側を通して出すパス。このパスをすると非常に会場が盛り上がる。

用いる状況例

ゴール下でポンプフェイクを用いた後やレイアップに持ち込む瞬間など、ボールを一度肩の上に移動させてから相手の予想の裏をかくために用いる。

注意点

後ろ側を通してパスを通すので、高い技術力が必要。また、ディフェンスが自分より少しでも後ろにいたり、ボールを肩の上に上げた際に重心が低いままの状態の時にパスをしてもディフェンスが対応できてしまうので、十分に引きつける必要がある。

 

エルボーパス

バックビハインドパスと見せかけて、パスを離した手と逆側の肘でボールを弾き、最終的にパスを離した手側にいる味方に出すパス。このパスをすると会場中がざわざわする。コツとしては肘の一番硬い骨の部分で弾くのではなく、上腕三頭筋と肘の骨の間の平べったい箇所に当てること。

一番有名なのはジェイソン・ウィリアムスが見せたルーキーチャレンジ(NBAオールスターの前座試合:ルーキーと2年目が行う試合)で魅せたプレー。

用いる状況例

3レーン速攻でボールを持って真ん中にいる場合。

注意点

かなり高度な技術を要し、コントロールはとても難しい。

また、実用的ではない為、相当な覚悟を持ってこのパスを行う必要がある。

 

ノールックパス

パスの受け手を見ないで出すパスのこと。特にヘルプディフェンスがパスの行き先を読めなくなり、パスの受け手がノーマークになることが多くなる。

このパスをすると非常に会場が盛り上がる。日本では田臥勇太の代名詞としてこのパスの名前が挙がる。

用いる状況例

速攻時、ピック&ロール、バックサイドカット等に対して行う。

注意点

状況把握(事前目視)と状況予測(パスの受け手との認識共有)を確りと行う必要がある。

 

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