今回はどのようにスキルを習得していくのか、選手の理解度を6つに分けて考えてみました。
新しい、見たこともないスキルに触れ、それができるようになっていく…そのように成長していくことは、やっている本人も教えている人も、見ている人にとっても楽しいことだと思います。
詳細な解説はnoteのこちらの記事にてご紹介しておりますので、是非ご興味ありましたらこちらもご覧になり、理解を深めて頂けたらとても嬉しいです。
あるスキルを理解・会得するまでのステップとして、以下のように段階を分けています。
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知らない
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知っているができない(身体の動かし方が間違っている)
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個人練習でできる(適切に身体を動かせる)
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個人練習ではできるがゲームでは通用しない(スキルを組み合わせられない)
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ゲームで適切にできる
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適切にできて、説明できる
これらはバスケットボールに限った話ではなく勉強や仕事に関しても同じだと考えていますが、今回はバスケに限って考えて行ってみましょう。
1.知らない
知らなければ出来るはずもありません。まずはきっかけとなる情報を与えましょう。自発的に動くのはまだまだ先のこと。
そして、解決方法だけを考えてしまう、ノウハウに安易に頼ってしまうことがない様に気を付けましょう。
2.知っているができない
スキル自体は見たことがある、前に一度教えてもらったことがあるなど、既知ではあるが、実際に身体を動かすと出来ていない段階です。この段階では客観視がキーワードになるでしょう。主観だけでは成長速度が鈍化してしまいます。
3.個人練習でできる
ノーマークの状況で練習している際には、身体の使い方を理解した上で適切な動作が行えている段階です。ノンプレッシャーであれば、バスケっぽい動きができるレベルでしょう。しかし、この段階では試合で活躍することは難しいです。
4.個人練習ではできるがゲームでは通用しない
スキル自体の身体の使い方に問題は無いにも関わらず、実際の対人練習やゲームになって使おうとチャレンジしても、なかなかうまくいかない段階です。
状況把握と判断、スキルの組み合わせ、がキーワードになります。ディフェンス の存在が、バスケットを難しく、そして面白くしているのです。
そして、この段階を乗り越えることが一つの目標となります。
5.ゲームで適切にできる
状況に応じて、ゲームの中でスキルを発揮できる段階です。
意識・無意識の2段階を区別してプレーしなければなりません。
6.適切にできて、説明できる
前段階での個人スキル完成に加えて、なぜそのプレーを選択したのか、その場や試合後のビデオミーティングなどで他人に説明できる段階です。再現性には欠かせません。
上記の理解までのステップを意識して練習メニューを組むことができれば、スキルを習得できるようになると考えます。是非こちらの記事も併せてご覧になってみてください!
「練習メニューの作り方 〜効果的に練習するために絶対押さえておきたい8つのステップ〜」